さよなら国鉄佐賀線Ⅲ~廃止代替バス編~

2017年12月13日
【さよなら国鉄佐賀線・第3回】

国鉄佐賀線の全線廃止後、その役割はバスが担うことになりました。

市営バスでは、昭和62年(1987年)3月28日から、代替バスとして「佐賀駅バスセンター」から福岡県みやま市瀬高町(旧山門郡瀬高町)の「瀬高駅」までの運行を開始。

路線は、当時運行していた西鉄柳川線を延伸して、佐賀線の駅に対応するバス停に停車する「急行・瀬高線」を開設しました。


≪諸富橋~瀬高駅≫の市営バス旧停留所
柳川・瀬高線

市営バスの運行期間は、平成4年(1992年)11月30日までの約5年半。 
当初は、堀川バス、西鉄バス、市営バスの3社が運行していました。

三橋バス停
3社が運行していた当時の「三橋」バス停



そして、この路線を運行していた市営バスの車両は、
国鉄転換交付金を活用して購入したこの2台 bus bus shita


1台目は663号車
663号車-1
いすゞ キュービックP-LV314K
西工初のスケルトンボディ 58MC B-Ⅱ型  昭和62年(1987年)

663号車-2
当時の市営バスの側面窓は、シルバーサッシの上下引き違い(二段)窓が標準でしたので、ダークブロンズサッシの上段引き違い・下段固定窓のこのバスは、ひと際都会的でスタイリッシュに見えました。shine



2台目が665号車 (臨時・急行/龍谷・佐賀東高校行き)
665号車-2
三菱ふそうP-MP218K
車体は663号車と同じ西工58MC B-Ⅱ型 昭和62年(1987年)

665号車-1
「急行・瀬高線」はこの方向幕でした。
当時、ボディメーカーの西日本車体工業(西工)は、
4つのシャシメーカー(いすゞ、三菱、日野、日産)のバスを製造していたため、
外見はほぼ同じで中身の違うバスが存在しました。
このため、運転した時のフィーリングは全く違っていたそうです。


ちなみに
西鉄バス-瀬高線
こちらは、当時の西鉄バス「急行・瀬高線」(日野)



鉄道からバスへ・・・
大きな転換期となった公共交通をこれらのバスが支えました


バスにも歴史あり。。。 happy01





【現在の瀬高駅前・堀川バス停留所】
瀬高駅瀬高駅前
堀川バス瀬高駅前-堀川バスのりば
現在、「佐賀駅バスセンター」~「瀬高駅」は、
「佐賀駅バスセンター」~「西鉄柳川駅」を西鉄バス、
「西鉄柳川駅」~「瀬高駅」を堀川バスが運行しています。
(市営バスは、早津江線、諸富・橋津線が「佐賀駅バスセンター」~「諸富橋」を運行)





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