乗り継がれて80年シリーズ!

市営バス“点呼台”30数年ぶりに改装しました

ここで、乗務員の皆さんが点呼を受けて1日の安全運転に努めてもらってます


お客様の受付カウンターもちょっぴり広くなりました

忘れ物の確認

もちろん・nimocaカードの販売やチャージもできます。

そんな、こんなでキャビネットの整理をしていた時に


“車掌”さんの必須アイテム切符パンチ

古き良き時代、子供の頃の記憶が甦ります。

上記の使用風景イメージ


80周年を迎え、これからも市民、利用者の方に愛される市営バスを目指し
次は更に飛躍の年(ひ・や・く・ね・ん)100周年を迎えた折には、
私も孫と一緒に

「ありがとう佐賀市営バス」に感激!感涙!感謝!
私ども佐賀市営バスに携わる者にとっては、この上なく嬉しい投稿でした。
これまで何度も紹介してきました復刻カラーデザインの市営バスに、昭和の佐賀のよき時代を投影したかのような心温まるお話であり、読みながら思わず涙ぐんでしまいました。
掲載記事はこちら


この記事の下段に「県庁所在地の公共機関として、これからも走り続けるであろう市営バス」というくだりがありますが、この期待を背負い今後90年、100年と佐賀市営バスが走り続けるために、我々交通局職員は何をすべきか、改めて考えさせられる投稿でした。ありがとうございました。
復刻バスのルーツ~後編・昭和30年代~
今回は昭和30年代のバスを見ていきましょう。
昭和31年(1956年)発行の資料に掲載されていた写真


車庫の様子(場所は昭和25年から現在の愛敬町)

ボンネットバス全盛の時代です。
現在は青空駐車ですが、当時は大きくて立派な屋根がありました。

ボディデザインは、太めの2本ラインに変わっていて、昭和20年代のバスの印象とは違って見えます。ホイールアーチのところにわずかに波型デザインの名残も見られます。
整備工場の様子

奥のバスは元祖113号車
市営バスは小型バスに100番台の車番を振り直しているため、現在も113号車(赤バス)が存在します。
ここまではまだ復刻デザインではないようです・・・
ところが

ありました


同じ資料の中に別の写真が





上で紹介したバスとはデザインが全く違います。
5本ラインに上部のシマシマ。
これはまさしく復刻カラーバスで採用したオリジナルデザインのバス。
雰囲気から想像すると、新しいデザインのバスを並べて撮ったPR用写真でしょうか。
バックは、昭和29年(1954年)に建築された旧佐賀商工会館ビル。
中心のバスの行先表示が「柳川」になっています。
市営バスでは、昭和30年11月に諸富、柳川間の路線延長をしていますので、そのタイミングに合わせて新たなデザインを導入したのかも知れません。
やはり復刻バスデザインの起源は「昭和30年くらい」でほぼ間違いないようです。
【追記】
この頃の導入車両についてさらに調査したところ、写真のバスは、昭和29年10月頃導入したいすゞBX95X(川崎車体)の可能性が高いことがわかりました。BXーX系の特徴である側面最後部の窓部にルーバー状のダクトも見られます。

誕生から約62年
昔懐かしのデザインながら、今見ても決して古臭さを感じさせません。


乗り継がれて80年~これまでも これからも~ 佐賀市営バス
【バックナンバー】
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市営バスクイズ〈箱の中身は・・・?〉
今日は交通局のKさんのお誕生日でした
おめでとうございます
さて今日は問題を出したいと思います
この箱を・・・
オープン
さらに、アップ
これはいったいなんでしょう
(きれいにしたものをお見せしようと掃除していたのですが、元の字まで消えてきたのでありのままで・・・)
正解は・・・
定期券を作るときに押すハンコでした パチパチパチ
このハンコの配置,ごちゃごちゃしているように見えますが、佐賀駅を中心にほぼ路線別になっていて、とても見やすいんです
なので、路線が頭に入っていればスムーズに作れるんですが、まだまだ勉強中のワタシは、ひとつひとつはんこを探さないといけないので時間がかかってしまいます
そんな私に希望の光が・・・
今年度にはnimocaでの定期券発行ができるようになるとのことなので、お待たせしなくなるのかもしれません
いやいや、いかんですねがんばって路線おぼえるぞ~
みえつ犬&ぐるバス2017
いよいよゴールデンウィークが近づいてきましたね
2017年度も、今週末の4月29日(土)から「ぐるっと世界遺産観光バス」が運行します
今年度の「ぐるバス」は、ラムサールの干潟、世界文化遺産の三重津海軍所跡、昇開橋(橋の駅ドロンパ)に加えて・・・佐賀バルーンミュージアムにも立ち寄ります
バージョンアップした「ぐるバス2017」をお楽しみくださいね
そこで、今日の佐賀市営バスブログは、「ぐるバス2017」の魅力のひとつ、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産三重津海軍所跡をご紹介します
みなさん、コチラのキャラクターをご存じですか
そう多くの方が知っている「みえつ犬(ドック)」です
三重津海軍所で建造された洋式蒸気船の「凌風丸」を頭に乗せて、かわいいですよねー
え犬
佐賀って、鍋島藩のネコじゃないのと思った人もいるかもしれません
確かに、佐賀弁は「にゃ」という言葉が多いです笑
(ちなみに、佐賀弁缶バッジは佐賀バルーンミュージアムで売っています)
三重津海軍所では大型の洋式蒸気船を建造していましたが、船をつくったり、修理したりする施設のことをドックといいます
日本語では「船渠」、英語では「dock」と書きますが、一般的には、健康診断の検査で用いられる「人間ドック」のドックがなじみがあると思います
人間の検査・点検という意味で、「人間ドック」ですね
だから、みえつ犬なのです
三重津海軍所跡は、船屋地区、稽古場地区、修覆場地区の3つの地区に分けて説明ができますが、このドックがあった場所が、上の写真の修覆場地区です
三重津海軍所跡のドライドックは、現存する国内最古のものです
この修覆場地区には、様々な遺構がありますよ~
たとえば、ドライドックの木組護岸遺構
先月3月25日(土)には、世界文化遺産登録記念碑設置の除幕式が行われた三重津海軍所跡
佐賀市役所の三重津世界遺産課では、みえつ犬のうちわ、シール、缶バッジ、クリアファイルなどでも、世界文化遺産の三重津海軍所跡をPRされています
土日祝は、「ぐるバス2017」に乗って、ぜひ、三重津海軍所跡を訪れてくださいね
佐賀市交通局HP ぐるっと世界遺産観光バス
ようこそ交通局へ☆!!
転勤・転職・入学などで4月から佐賀市営バスデビューをされたかたも多数いらっしゃるようです
ご利用 誠にありがとうございます!!!!!!
そんな 初めて
なみなさまへ
市営バスの紹介を
佐賀市営バス(佐賀市交通局)は佐賀市愛敬町にあります
佐賀銀行本店と人力うどん大財店のちょうど真ん中あたりにあるバスの車庫(駐車場)のところです
入口は北側
ものすごく古いです
昭和41年から建っています
51歳です
お客様もよく驚かれますワオ!!
こちらが入口
最近玄関の電気がLEDにかわり明るくなりました
中に入ると すぐ階段
じつはこのたび 1Fにあった総務課が2Fにお引越ししました
ということで お客様は1Fへ お仕事関係の方は2Fへ お越しください
定期券や回数券などの購入は入口入って右手のこのドア1F窓口へ

1度来たことのある方はわかられると思いますが窓口がかな~り広くなりました


病院の待合室のようなソファーも仲間入り

窓口時間は 8:30~17:15
土日祝 休 です
バスは年中無休で動いております


時間外にお越しの方は南側入口にまわっていただきますと運行管理がおります



時間内に定期券発行の予約


ちなみに南側入口はこちら


市営バス車内でのお忘れ物もこちらでお預かりしています


ただ バスセンターや他社バス車内に関するものは運営が異なりこちらでは把握できませんのでご了承ください


市営バスに関すること(時刻表や各サービス等)はホームページでもご覧いただけます

もちろんお電話でのお問い合わせもお待ちしております



これからも佐賀市営バスをよろしくお願いいたします

市営バスクイズ

市営バスの110号車、112号車、675号車、683号車、688号車、703号車、706号車、
710号車、711号車、712号車、716号車、717号車、723号車の合計13台
に共通して装備されている「あるもの」とはなんでしょうか

写真を見てお考えください














もうお解かりですね

正解は、バスジャック防犯灯が装備されていることでした


以前もこのブログで取り上げましたが、この防犯灯は
平成12年5月に発生した高速バスのバスジャック事件を機に、
各バス会社はバスジャック防犯灯を設置するようになりました。
その後、方向幕がLED表示になったため、
「SOS」「緊急事態発生」「警察に連絡してください」
などの文字を表示する方法に変化しています

市営バスでは、古い車両の一部に、バスジャック防犯灯が残っています

また、市営バスのほとんどの車両にLED方向幕を設置しており
防犯灯と併設している場合も方向幕に緊急事態発生の表示がされるため
防犯灯の役目はあまりありません

さて、ここで2回目の問題です

市営バスの車両で1台だけ緊急告知方法がバスジャック防犯灯のみの車両があります。
それは何号車でしょうか?

正解は706号車です

この車両にはLED方向幕を設置していないためです。
706号車は、貸切バスと路線バスの両方を走行する流用車として
平成6年に導入しました。
シャシメーカーは「日産ディーゼル工業」、ボディーメーカーは、「西日本車体工業」です。

日産ディーゼル工業はバスの製造を中止しており、
西日本車体工業はすでに解散しています

導入当時は、佐賀市営バスも貸切バス事業をしており、この706号車は
市内の小学校の春の遠足では、主に低学年の近場での使用が
多かったと記憶しています

ブログをご覧のみなさまの中でもひょっとしたら利用された方もいらっしゃるかも

あってはならないことですが、万一バスの行き先方向幕に緊急事態の発生が表示されて
いたり青色の防犯灯が点滅している場合は110番通報のご協力をお願いします。
復刻バスのルーツ~前編・昭和20年代~

ありがたいことに、今でも休日には、交通局の車庫に写真撮影に来られるバスファンの方もいらっしゃいます。
中には県外からの方も・・・
ときどき受ける質問
「いつからこのデザインだったのですか?」
・・・・・・?
「昭和30年(1955年)くらいです。」
と答えていたものの、実のところ、自信がありませんでした。
そこで、今回から2回にわたって、市営バスの歴史を振り返り、あらためて復刻デザインのルーツを探ってみます

まずは
昭和20年代の市営バスから見てみましょう



当時の花形職業だった車掌さん(バスガール)とボンネットバス
車掌さんの斜めに被った小さな帽子がオシャレ!
ボディ側面の2つの大きな波のようなデザインが特徴のバスです。
この頃はまだ5本ラインもなく、復刻バスのデザインではありませんが、何となく雰囲気は近いような気がします。

こちらも同年代の市営バス。波型デザインは同じです。
このバス、興味深いことに、ボディの表記に横文字が多く使われています。
側面には小さく「 市 営 バ ス 」、大きく「SIEI BUS」。
さらに入口扉の横には何かが書かれています。
目を凝らしてみると、「OFF LIMITS TO ・・・・・・(?)」(・・・・・・立ち入り禁止)に見えます。
何かの禁止事項でしょうか?
市営バスは、昭和26年(1951年)に貸切バス事業を開始しましたので、このバスは貸切バスだったのかもしれません。
それにしてもこのバス、水陸両用バスみたいにかなり腰高です。
入口扉の両側に握り手らしきものが付いていますので、乗り降りは相当大変だったでしょうね

資料に残る昭和20年代の市営バスを見る限り、復刻デザインのルーツの登場はまだのようです。
ちなみに、こちらは旧交通局舎

名称サインはローマ字で「SAGASIEIBUS」
当時も現在同様、ここに乗車券販売窓口があったのではないかと思いますが、入口付近に当時の名称「佐賀市交通課(昭和31年から交通部)」などの日本語表記は何故か見当たりません

後編へ続く・・・

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新たに上屋を整備しました☆

4月も2週間が過ぎましたが、最近雨が続いていますね~

交通局では雨の日でも便利にバスを利用できるように、バス停の上屋整備を進めています★
平成28年度は新たに6箇所の上屋を整備しましたのでご紹介します(^O^)
★バス停#98佐賀記念病院
★バス停#99高木瀬西5丁目
★バス停#100高木瀬工場団地
★バス停#101なゆたの森病院前
★バス停#59佐野常民記念館入口
平成28年度はこのほか、神野公園の上屋も整備しました。
これからも道路条件がよく、お客様の利用状況が多いところからバス停の上屋整備を進めていきますので、雨の日も晴れの日もバスのご利用をお願いします!
藩校致遠館&バス停#097致遠館前
先週4月11日(火)、来年の明治維新150年に向け、佐賀市役所に連絡会議が設置されました。
佐賀市営バスでも、明治維新ラッピングバスとともに、明治維新にゆかりのある魅力をご紹介しているところです
そこで、今日、ご紹介するところは、コチラ
致遠館跡です
長崎県長崎市内にある記念碑です
致遠館は、佐賀藩が長崎に設置した英語教育を目的とした藩校です
1860年、幕府の遣米使節として渡米した佐賀藩の小出千之助公は、帰国後、英語教育の必要性を藩に主張します
当時、佐賀藩は築地(ついじ)反射炉の設置、アームストロング砲、凌風丸などの蒸気船などの製造を目指しており、製造方法などを解説した英語の専門書を和訳し、実用化する必要があったため、小出千之助公の主張と一致するところがありました
蒸気船は、佐賀市営バス Car NO.800 明治維新ラッピングバス に描かれていますよ~
そこで、佐賀藩は、長崎に住むアメリカ人英語教師のフルベッキ博士を教師として迎え入れ、藩校 致遠館を設立します
授業は、英語はフルベッキ博士が担当
政治経済、法律などは、佐賀の七賢人である副島種臣公や大隈重信公などが担当しました
学校は明治時代になり、しばらくして役割を終えましたが、約120年後の1988年、佐賀市内に藩校 致遠館の理念を引き継ぐ学校が開校します
佐賀県立致遠館高等学校です
英語コースと理数コースを備えた学校です
英語教育と、製鉄などの技術に必要な理科、数学を習得する理系教育は、藩校 致遠館が目指した理念そのもの
現在は、中高一貫教育を行う佐賀県立致遠館中学校・高等学校として、特色ある授業、学校づくりが行われています
今日、ご紹介した致遠館までは、佐賀市営バスをぜひご利用ください
バス停#097 致遠館前
佐賀駅バスセンター2番のりばから【32】二俣・金立公民館行き 約3分
下車後、1分です
佐賀藩 藩校 ラインナップ